学校概要
麻布高等学校は、1895年に創立された歴史ある私立の中高一貫校です。東京都港区という都心に位置しながら、緑豊かな環境で学べるのが特徴です。「青年即未来」という校訓のもと、生徒の自主性と自立を重視する自由闊達な校風が魅力です。在校生の多くが、この自由な雰囲気の中で自分の興味関心を追求し、個性を伸ばしています。また、難関大学への高い進学実績も誇り、知的好奇心旺盛な生徒が集まる学び舎として知られています。
教育内容
麻布高校の教育は、生徒の主体性を重視しています。6年間の一貫教育を通じて、深い思考力と幅広い教養を育むカリキュラムが組まれています。特筆すべきは、「自由研究」という独自の取り組みです。生徒が自ら設定したテーマについて1年間かけて研究し、その成果を発表します。この経験を通じて、多くの生徒が問題発見・解決能力を磨いています。また、英語教育にも力を入れており、ネイティブ教師による授業や海外研修プログラムなど、グローバル人材の育成にも注力しています。
学校生活
麻布高校の学校生活は、生徒の自主性を尊重する校風を反映しています。校則がないことで有名ですが、これは生徒の自己管理能力を育むためです。多くの生徒が、この自由な環境で責任ある行動を学んでいます。学校行事も生徒主体で運営されており、春の文化祭「麻布学園祭」は毎年大盛況です。生徒たちが企画から運営まで全てを担当し、ユニークな展示や発表で来場者を楽しませています。また、国際交流も盛んで、海外の高校との交換留学プログラムに参加する生徒も多くいます。
部活動
麻布高校の部活動は、「サークル連合」という生徒自治組織によって運営されています。この独特のシステムにより、生徒たちは自分たちの興味に基づいて自由に部活動を立ち上げることができます。例えば、「鉄道研究会」や「天文部」など、ユニークな文化部が多数存在します。運動部も盛んで、特に水泳部や陸上部は全国大会で好成績を収めています。また、部活動を通じて先輩後輩の絆が深まり、学年を超えた交流の場となっているのも特徴です。
進路実績
麻布高校の進路実績は、全国でもトップクラスです。毎年、東京大学をはじめとする難関大学に多くの合格者を輩出しています。例えば、2023年度の実績では、東京大学に約100名、京都大学に約30名が合格しました。しかし、単に有名大学への合格を目指すのではなく、生徒一人ひとりの興味や適性に合わせた進路指導を行っています。海外大学への進学を希望する生徒も多く、ハーバード大学やオックスフォード大学などの世界トップクラスの大学に進学する卒業生もいます。
入学案内
麻布高校への入学は、主に中学校からの内部進学となります。中学入試は例年1月上旬に実施され、算数・国語・理科・社会の4科目で行われます。高校からの募集は若干名で、2月上旬に実施されます。学校説明会は6月から11月にかけて数回開催されており、学校の雰囲気や教育方針を直接感じることができます。また、オープンスクールでは在校生との交流の機会もあり、受験生に人気です。詳細な日程や内容については、学校のウェブサイトで最新情報を確認することをおすすめします。
特色のある教育方針
麻布高校の最大の特徴は、校則がないことです。これは生徒の自主性と自立を重視する教育方針の表れです。例えば、服装や髪型の規定がなく、生徒は自己責任で適切な判断をすることを求められます。この自由な環境で、多くの生徒が社会性と自己管理能力を身につけています。また、「自由研究」という独自のプログラムも特筆すべきです。生徒が自ら選んだテーマについて1年間研究し、その成果を発表します。この経験を通じて、問題発見・解決能力や論理的思考力が培われています。
学費
麻布高校の学費は、他の私立高校と比較して比較的抑えられています。高校入学時の入学金は20万円で、これは中学からの内部進学者も同様です。授業料や諸経費の詳細は公開されていませんが、学校の方針として、経済的な理由で学業を断念することがないよう、様々な奨学金制度を設けています。例えば、成績優秀者への特待生制度や、家計急変時の援助制度などがあります。また、学費の分割払いにも対応しているため、保護者の方々の負担を軽減する工夫がなされています。
まとめ
麻布高等学校は、自由闊達な校風と高い進学実績を両立させる名門校です。校則のない環境で生徒の自主性を育み、独自の「自由研究」プログラムや生徒主導の部活動を通じて、創造力と問題解決能力を磨きます。6年間の一貫教育で培われる深い思考力と幅広い教養は、難関大学への進学はもちろん、グローバル社会で活躍する人材の育成にもつながっています。知的好奇心旺盛な生徒にとって、自己の可能性を最大限に引き出せる理想的な学び舎といえるでしょう。
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