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チェンソーの掃除や刃部分のメンテナンス方法を解説

チェンソーの掃除や刃部分のメンテナンス方法を解説

チェンソーの手入れは、掃除に始まり、掃除に終わるといっても過言ではありません。使っているうちに付着する様々な汚れによって、チェンソー本来の性能を発揮できなくなるだけでなく、故障や、部品の劣化を見逃す原因にもなりますので、掃除は軽視できません。
ここでは、チェンソーの掃除や刃部分のメンテナンスについて説明します。

チェンソーの清掃に役立つ道具

チェンソーを掃除する際は以下の道具があると便利です。

エアコンプレッサー

圧縮した空気を発生させる機械です。木屑などの軽く細かい汚れを空気で吹き飛ばします。チェンソーだけでなく、生活の中で他での用途も多いのであると便利です。

パーツクリーナー

油汚れを中心に、空気では吹き飛ばせない汚れを洗い流すためのスプレータイプの溶剤です。ゴムやプラスチックにも使えるタイプを選びましょう。

ブラシ類

チェンソー本体のカバーの裏側やソーチェーン周りなどに付着した木屑などの大きめの汚れを落とすのに便利です。部品を傷つけないよう、ナイロン系のブラシを使いましょう。エアクリーナーの網目部分など、デリケートな部品の汚れ落としには柔らかい歯ブラシを使うと便利です。

マイナスドライバー

クラッチカバーなどにこびりついた汚れを落とすのに便利です。ただし、デリケートな機械部品やソーチェーンには当てないよう気をつけましょう。

ウエス(布切れ)

汚れを落とすだけでなく、汚れが入らないように空気の出入り口をふさぐ際にも使います。

清掃箇所

初心者の方でも無理なく行えるように、簡単な順から清掃箇所と方法を紹介していきます。

ソーチェーン

ソーチェーンはチェンソーの構成部品の中で、最も消耗の度合いが激しい部品です。それだけでなく、チェーン以外の箇所の不具合が、間接的にチェーンの不具合となって現れるという性質があります。また、チェーンの方に先に不具合があった場合、他の箇所の不具合の誘発を招きます。
チェーンの不具合の主な原因は目立て不足とユーザー自身の使い方です。最適な目立てをする為にも、目立て前にチェーンを乾いた雑巾やブラシで軽く清掃し、異常がないかを確認しましょう。

クラッチカバー

ガイドバーを外側から抑えるカバーのことです。内側には木屑がオイルと混ざって付着するので、エアコンプレッサーやブラシ、マイナスドライバーであらかた汚れを落とした後にウエスにパーツクリーナーを染み込ませて拭き上げてください。
使用中は常に汚れが溜まる部分なので、毎回ピカピカにする必要はありません。チェーンブレーキやクラッチ、ガイドバーに接触する部分は極力綺麗にしてください。

ガイドバー

レールの内側に木屑が溜まるので、専用のガイドバークリーナーなどで木屑を掻き出してください。バーを立てた状態でパーツクリーナーを吹きかけてから、ガイドバークリーナーで下側に掻き出すと楽に行えます。
また、バーマウント(バーの根元部分)のオイルホールに木屑が溜まるとチェーンオイルがチェーンまで届かなくなってしまいます。チェーンやバーが焼けて脆くなってしまうのでここもしっかり木屑を除いてください。
先端のスプロケット部分にメンテナンスホールが付いているバーは、木屑が入り込まないように注意して、メンテナンスホールからグリスやチェーンオイルを注入してください。

本体側オイルホール(吐出孔)

チェンソー本体のバーが当たる部分には、チェーンオイルをバーに流す為のホールが開いています。ここに木屑が溜まっていると、いくらガイドバーを清掃してもオイルがチェーンまで回りませんので、クラッチカバーとガイドバー、加えてこの本体側のオイルホールはセットで清掃するようにしてください。
清掃しているのにチェーンオイルが出てこなくなってきた時はオイル経路で故障が起こっているサインなので、「使っている内に何かの拍子で出てくるだろう」とは思わず、素直に専門店に持ち込んで修理依頼をしましょう。

スターターカバー周辺

スターターロープが収まっているカバーを外すと、中には外部の空気をエンジンに送って冷やす為の冷却フィンがあります。このフィンとカバーの空気孔に汚れが溜まっていたり、木屑で塞がれて空気の流入量が低くなると、エンジンが熱を持ってしまいます。
チェンソーが外部空気をエンジンに送る際は、チェンソー使用中に蒸発したチェーンオイルや排気ガスも少なからず取り込むので、ここもエアコンプレッサーやパーツクリーナー、ウエス、ブラシを使って清掃してください。

エアクリーナー(エアフィルター)

エアクリーナーはエンジン内に入る空気の吸い込み口に装着されたフィルターです。エアクリーナーが汚れると十分な空気がエンジンに供給されなくなり、アイドリングしない、回転数が上がらないなどのエンジン不調の原因になります。

エアクリーナー本体やその周りを掃除する際は、ゴミがエンジン内部に入らないようにするため、必ずチョークを閉じた状態にしてください。また、エアクリーナー本体を取り外したら、空気の吸い込み口をウエスで塞いでください。

エアクリーナー本体に付着した汚れはナイロンブラシ(使い古しの歯ブラシ等)で落とします。デリケートな部位なのでブラシで強く磨くことやエアコンプレッサーで強く吹くのは避けましょう。ブラシで落ちない汚れは水で薄めた食器用洗剤で洗い流す方法もあります。この場合は洗浄後に乾燥させてから装着してください。

チェンソー本体側の空気の吸い込み口周りは、ブラシ、エアコンプレッサー、パーツクリーナー等を使って落とします。くれぐれも、エンジン内にゴミが入らないよう気をつけましょう。

シリンダー周辺

エンジン式のチェンソーは空冷式です。シリンダー周辺に汚れが付着していると熱が籠って十分に冷却できず、最悪の場合はエンジンが焼き付く原因にもなります。
また、シリンダー周りの汚れをそのままにしていると、エアクリーナーを清掃しても早期に目詰まりする原因にもなります。シリンダー周辺を掃除する際は、まずはエンジン上部のカバーを外します。カバーの汚れはブラシやエアコンプレッサーで落とします。

シリンダーのフィンやシリンダー周りでブラシやマイナスドライバーでは届かない汚れはエアコンプレッサーで吹き飛ばします。汚れがこびり付いている場合はなるべくパーツクリーナーをウエスに染み込ませて拭きあげましょう。やみくもにパーツクリーナーを掛けると分解された汚れが垂れて、思わぬところに溜まって固まってしまうことがあります。

クラッチ

日頃、他の清掃を行っている分には発生する頻度が低いですが、クラッチに木屑が溜まるとクラッチの動きが阻害されてチェーンが回らない、アクセルとチェーンの動きが連動しないということに繋がります。

チェンソーは汚れを溜めずに、こまめに掃除することが重要です。メンテナンスについては上記を参考にしてみてください。

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