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チェンソーが故障したときの修理方法とは? 問題が起こりやすい場所と原因

チェンソーが故障したときの修理方法とは? 問題が起こりやすい場所と原因

チェンソーは使っているうちに各部の故障・劣化などが起こり、本来の性能を発揮出来なくなることがあります。チェンソー本来の性能を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスや修理が必要です。ここではチェンソーでよくある故障と、その対応方法について説明します。

チェンソー本体の故障と修理

まずはチェンソー本体で多い故障の内容と、故障した際の修理・対応方法を説明します。

キャブレター内の部品や燃料の劣化

キャブレターとは、エンジンへ燃料を供給する役割をする部品で、エンジン式チェンソーには通常搭載されています。キャブレター内では、燃料(混合ガソリン)と空気の混合気を作り、それを霧吹きのような原理で噴射してエンジンのシリンダーに供給しています。

もう1つ、キャブレターにはエンジンの回転数を制御する役割もあります。チェンソーをフルスロットルにしたときの回転数(最高回転数)と、アイドリング時のエンジン回転数はキャブレターの調整によって決められます。

従来のチェンソーのキャブレターは全て機械式でしたが、最新の機種には電子制御式のキャブレターや、キャブレターの代わりにコンピューターによって燃料を電子制御するフューエルインジェクションを搭載したものもあります。

機械式のキャブレターは精密な部品によって構成されていますが、メカニズムが単純なため、適切な扱いをすれば長期間にわたって性能を保つことが出来ます。
一方で、以下の点には気をつけてください。

  • エンジンの回転数の調整が適切でないと、不調や焼き付きに繋がります。
  • 燃料を入れたまま保管すると(場合によっては1~2か月でも)、タンク内とキャブの中に残った燃料が劣化し、キャブレターを詰まらせて故障する原因になります。

クラッチドラムの破損

エンジンで発生した動力はクランクシャフトを通じてクラッチを回転させます。一定の回転数を超えるとクラッチ内のクラッチシューとクラッチドラムが接触し、クラッチドラムが回転を始めます。すると、クラッチドラムに装着された(またはクラッチドラムと一体になった)ドライブスプロケットと噛み合って装着されたソーチェーンが駆動します。

クラッチはチェンソーの部品の中ではソーチェーンに次いで負荷がかかる部位です。前述のように、クラッチシューとクラッチドラムの接触によって動力が伝達されるため、部品同士がこすれ合って徐々に摩耗していきます。クラッチドラムを始めとしたクラッチを構成する部品は消耗品なので、定期的な点検を行い、摩耗が見られたら交換を検討しましょう。

カッティングアタッチメントの故障と修理

次に、実際に木に接触するカッティングアタッチメントで多い故障と、その修理・対応方法について説明します。

スプロケットの詰まり

ガイドバーには大きく分けて「ハードノーズバー」と「スプロケットノーズバー」の2種類があります。

スプロケットノーズバーの先端には、歯車状の滑車(スプロケット)がついています。このスプロケットがソーチェーンを受け止めることにより、ソーチェーンがガイドバーの先端に触れることなく、スムーズな回転を実現します。

一方でスプロケット部分は剛性が低く、木に挟まれたり、横方向の力が加わると、変形したり、ベアリングが痛むなどして、スプロケットがスムーズに回転しなくなります。そうなると、スプロケットを交換できないタイプのものは、ガイドバー自体を交換する他ありません。

また、ガイドバーのレールやスプロケットの歯車に木くずが溜まると、チェーンオイルの潤滑が悪くなり、スプロケットのスムーズな回転の妨げともなりますので、専用のガイドバークリーナーなどで木くずを掻き出しましょう。

ソーチェーンの摩耗

ソーチェーンはチェンソーの部品の中で、最初に摩耗する部分です。木を切ることによってソーチェーンの刃は少しずつ摩耗していきます。ソーチェーンの刃は目立てをすることにより切れ味を復活させることができますので、チェンソーの性能を発揮するためには小まめな目立てを心がけましょう。

また、ソーチェーンは使っているうちに刃以外の部品も摩耗します。特にドライブスプロケットと噛み合うドライブリンクは負荷の掛かる部分なので注意が必要です。

他にもカッターとドライブリンクを繋ぐタイストラップや部品同士を繋ぐリベットも異常摩耗することがあります。これは適切な目立てができていないことが原因となることが大半です。定期的な目立てと点検で早めに異常を発見し修理やメンテナンスを行いましょう。

複合的な要因

以上のように、ソーチェーンの代表的な故障とその原因、修理・対応方法を見てきましたが、中には原因が特定できないこともあります。そのような場合は、いくつかの原因が複合的に関わっている可能性があり、正しい判断が難しいかもしれません。
困ったときは、チェンソーやソーチェーンのメーカー、または取扱店に相談しましょう。

チェンソーが本来の性能を発揮できないことには様々な原因が考えられます。チェンソーが故障したと思ったら、上記を参考にしてみてください。

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