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竹を伐採する方法とは? 適切な時期や道具について紹介します

竹を伐採する方法とは? 適切な時期や道具について紹介します

竹は、日本では昔から建築資材や家具、雑貨などを作るための素材として重宝されてきました。また、タケノコは日本の食卓に春の訪れを告げる食材として欠かせません。
私たちにとってそんな身近で有用な竹ですが、一方ではとても成長が早い上に繁殖力が強いため、放置すると厄介な存在となってしまうこともあります。
竹林を適正に維持管理していくためには、竹の適切な伐採が不可欠です。
ここでは、竹をスムーズに伐採するための方法や手順について解説します。

竹を伐採する方法

竹を伐採する際は、まずノコギリ・斧・チェンソーの中から、用途に応じた伐採の道具を選びます。
それぞれの道具を選ぶ際のポイントは後述しますので参考にしてください。

ノコギリやチェンソーの場合は、以下の手順に従って伐採します。

1.伐採方向を決める

伐採方向を決める際のポイントは以下の通りです。

  • なるべく重心方向(竹が傾いている方向)に近い方向にする
  • 伐倒方向に樹木などの障害物がないこと
  • 伐採後の処理がしやすいこと

竹は通常、どちらかに傾いて生えているので、傾いている方向(=重心方向)に倒すのが一般的です。
ただし、重心方向に他の樹木や障害物がある場合は、かかり木(木や竹が地面に倒れずに木に寄りかかった状態)にならないよう、伐倒方向を少しずらした方が無難です。

2.受け口を作る

伐倒方向に向かって受け口(斜めと水平の切り込みによって切り取られた口の部分)を作ります。
受け口の深さは、竹の直径の1/3程度で、斜めと水平の切り込みの会合線が、伐倒方向に対して直角で水平になるようにします。
水平線のみの受け口でも竹は伐採できますが、方向が定まりにくいのと、ノコギリなどが挟まれやいため、慣れないうちは、樹木の伐採と同様に、口型の受け口を作る方が無難です。

3.追い口を入れる

追い口は、受け口の反対側から、受け口の高さの2/3程度の位置に、会合線の手前まで水平に入れていきます。
追い口を入れながら左手で竹を伐倒方向に押します。
すると、重心が移動し、倒れ始めます。

4.退避する

倒れ始めた際に、張力によって竹が裂けあがり、予期せぬ方向に跳ね上がる危険性があります。
倒れ始めたら、速やかに退避するようにしましょう。

また、斧で竹を伐採する方法はよりシンプルです。
左手で竹のなるべく上の方を伐倒方向に押しながら、右手で斧を斜め上から振り下ろして伐ります。

竹を伐採するのに適した時期

竹を伐採するのに適した時期は、成長が鈍化して休眠状態になる秋から冬の間(11月から3月頃)です。
竹は他の樹木と同様、4月から9月頃に成長しますが、この時期は伐採には適していません。

秋から冬に伐採した竹は、水分が少ないため締まりが良く、質の良い竹材となります。
竹材として利用する目的がなくても、水分量の少ない竹は軽いため、伐採後の処理もしやすくなります。

竹の伐採に必要な道具とポイント

竹の伐採には、主に「ノコギリ」「斧」「チェンソー」などが使われます。それぞれの道具のポイントについて説明します。

ノコギリで伐採するポイント

ノコギリは、基本的にどのような竹の伐採にも対応できます。
木材用のノコギリでも伐採することは出来ますが、竹用ノコギリならば、刃が通常の刃よりも丈夫で、目が細かくなっていて使いやすいため、竹には竹用のノコギリ刃を使用することをおすすめします。
替刃タイプのノコギリならば、刃を替えるだけで、木材用とも兼用できるので便利です。

斧で伐採するポイント

比較的細い竹を数多く伐採するときなどには、一振りで伐ることができる、斧が便利です。
また、斧は伐採後の枝払いにも使えます。
斧で竹を伐採する際は、ある程度勢いよく振り下ろす必要はありますが、刃が竹の上を滑って自分に当たらないように、十分注意しましょう。

竹の切り株は枯れるのに時間がかかりますが、斧で切り株の上に数か所切り込みを入れることで、腐食を早める効果があります。

チェンソーで伐採するポイント

太い竹を伐採するときや、竹の数が多いときは、チェンソーを使うと格段に作業がラクになります。
竹を伐るには、パワーもガイドバーの長さもそれ程必要としないので、チェンソーは小排気量のトップハンドルソーでも十分です。

チェンソーで伐採を行う際は竹切り用のソーチェーンを使用する

一般的なソーチェーンでも竹は伐採できますが、竹の表面は硬く、刃が滑りやすいため、危険な場合があります。
そのため、竹の伐採には竹切り用のソーチェーンを使うことをおすすめします。

竹切り用ソーチェーンの特徴は、通常のソーチェーンの2倍の刃が付いていることです。
そのため、より素早くスムーズに竹を伐ることができ、切断面もきれいです。
ただし、刃が多いため、通常のソーチェーンよりも、目立てには手間がかかります。
また、竹切りチェーンは木屑のはけが悪いため、細い枝以外の他の木材の切断には向いていませんので注意してください。

オレゴンでは、竹切り用のソーチェーンも取り揃えています。
ラインナップについてはこちらのページをご参照ください。
製品情報:25F/91F(旧称:竹切り)

竹の伐採についてお悩みの際には、ぜひ上記を参考にしてみてください。

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