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薪の作り方とは? 薪に適した木の種類や必要な道具とは

薪の作り方とは? 薪に適した木の種類や必要な道具とは

キャンプやアウトドア、薪ストーブなどで、薪を利用している方もいらっしゃるのではないでしょうか。まとまった量の薪をホームセンターなどで買おうとすると、高額になってしまい悩んでいる方も多いのではないでしょうか。薪は自分で作ることができれば、薪代の節約にもなりますし、薪作りそのものレジャーにもなります。
ここでは薪に適している木の種類や、入手方法、必要な道具など、薪の作り方を紹介します。

薪に適しているのはどんな木?

一般的には、広葉樹(ナラ、カシ、クヌギなど)は硬くて火持ちが良く、薪に適している木材だと言われます。しかし、スギやヒノキなどの軟らかい針葉樹も、早く火を起こしたい場合など、使い方次第で薪として十分使えます。

ただし、マツなど、油分の多い木を使うと、熱が高くなり過ぎるので、薪ストーブなどを傷める原因にもなってしまいます。この場合はしばらく雨にさらして油分を抜いてから乾燥させ、少量ずつ薪ストーブに投入するなどの配慮が必要です。

いずれにしても、伐採したての木は多くの水分を含んでおり、どんな樹種であってもすぐに薪として使うことはできません。伐採してから適切な大きさに切り、風通しの良い場所で6カ月から2年程度(樹種や地域、伐採時期により異なります)、含水率が20%以下になるまでしっかり乾燥させます。
また、朽ちた木は、煙を多く発生させて熱が上がりにくいので、薪には適していません。

木を入手する方法

薪のもととなる原木を入手する方法は、大きく分けて3つあります。

  1. 自分で伐採する、または拾う
  2. 個人や団体が伐採した原木をもらう
  3. 専門店やネット販売で買う

自分で伐採、または拾う場合は、原則として、自分の所有する土地内に限ります。所有地以外で、無断で木を伐採することや倒木や流木を拾うことは違法になります。
環境整備や倒木処理などの目的で伐採した木を、無料で配布している自治体や団体もありますので、各地域の自治体に問い合わせてみると良いでしょう。
他には、造園業者や製材所が、伐採した木や売り物にならない端材を、無料で提供している場合もありますので、地元の業者さんに問い合わせてみるのも良いかもしれません。
もっとも簡単な方法はホームセンターやネットショップなどで購入することですが、薪ストーブなどの場合は、継続的に大量使用するため、相当な出費となる覚悟が必要です。

薪を作るのに必要な道具

原木から薪を作るには、玉切り(原木を適切な長さに切り分けること)を行うためのチェンソー、木を割るための斧、木を割る際に使う薪割り台、割った薪を乾燥させるための薪棚などが必要です。

チェンソーは、動力源がエンジン式、バッテリー(充電)式、電源式があります。近隣への騒音を気にする必要がなければ、パワーがあって連続した使用にも適した、エンジン式がお勧めです。直径20cm以内の太さの木であれば、35ml以下の小型のチェンソーでも十分ですが、それ以上の太さの木を切る場合は、ある程度パワーのある中型のチェンソーがあると便利です。

薪割用の斧は、大きくは和斧と洋斧の2種類あります。2つの違いは刃の形状にあります。和斧は刃全体が薄く、木に食いこみやすくなっているのが特徴で、スギなどの繊維が真っ直ぐで材質が柔らかい木を割るのに適しています。
一方で、洋斧は、刃先は薄いものの、途中から太くなっています。これは、切り込みを入れた際に、薪が左右に分かれやすくするためで、ナラやカシなどの硬い木の薪割りに適しています。

薪割り台は、木の根元に近い部分を輪切りにしたものが一般的です。入手した原木の中から、なるべく太く、輪切り面が平坦で安定感のあるものを薪割り台にすると良いでしょう。斧を振り下ろした際の衝撃は大きいので、なるべく硬い木を選びましょう。

他には、鉄製の薪割り台も市販されています。こちらは、割りたい薪を薪割り台の上に置いて、上からハンマーで叩くだけです。手軽で安全に薪割りをすることができます。

また、割った薪を地面に放置すると、雨に濡れるなどして、腐朽を速めてしまいますので、薪棚に収納するのが良いでしょう。
薪棚は、なるべく雨を避けられて、日が当たり、風通しの良い場所に設置するのが理想です。市販の薪ラックもありがますが、DIYに慣れた方であれば、自作するのもおすすめです。

薪の作り方

ここでは、チェンソーを使う場合と、斧を使う場合の具体的な薪の作り方を紹介します。

チェンソーでの薪の作り方

効率的に玉切りを行うには、チェンソーが便利です。通常、薪ストーブに入れる薪の長さは、30cm~40cmが適当です。あらかじめ、丸太に必要な長さの間隔で印をつけてから、
長く重い丸太は、地面に置いたまま、片面に切り込みを入れていき、丸太を回しながら残りを切り進めると、楽に玉切りを行うことができます。(ただし、刃が地面に触れないよう注意しましょう)
持ち上げられる重さの丸太であれば、玉切り台(玉切用馬)を使うと、より効率的に玉切りを行うこともできます。

浮いた状態の丸太を玉切りする際、丸太の上側に張力がかかっている場合、まず、上から1/4~1/3程度をチェンソーで切り込みを入れ、残りを下から切り上げます。
逆に、丸太の張力が下側にかかっている場合は、下から1/4~1/3程度をチェンソーで切り込みを入れてから、残りを上から切り下ろします。こうすることで、ガイドバーが挟まることや、切断面が割れることを防ぐことができます。
チェンソーは扱い方を良く学び、ケガのないよう防護対策や装備をしっかり講じた上で使いましょう。

斧での薪の作り方

斧には大きく分けて、両手で振り下ろす長柄タイプと、片手で振り下ろす柄が短いタイプ(手斧)の2種類があります。太くて硬い丸太を割る際は、長柄タイプが便利です。長柄タイプで薪割りする際は、以下のコツがあります。

1.振り上げる際は、片手は柄の端を握り、片手は斧身寄り(柄の中間付近)を握ると、力を入れずに振り上げることができます。

2.振り下ろす際には、斧身寄りの手を柄の端側にスライドさせて両手をそろえると、力強く振り下ろすことができます。また、刃が下を向いてからは、垂直に落とすようにすると、斧身の重みが薪に伝わりやすくなります。

3.斧身を垂直に落とす際は、スクワットのように膝を曲げて腰を落とすと、腰や腕にかかる負担を減らすことができます。

薪割りにはチェンソーと斧の両方があると使い分けができて便利です。いずれも、安全には十分注意して使ってください。

「薪は3度、人を暖める」と言われています。最初は薪を割るとき、2度目は薪を燃やすとき、そして3度目はその火で作る料理を食べるときです。薪のある生活は、さまざまな楽しみをもたらしてくれることでしょう。薪を作る際はぜひ上記を参考にしてみてください。

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