MENU

MENU

スウェーデントーチを作るには何が必要? トーチの作り方や使い方

スウェーデントーチを作るには何が必要? トーチの作り方や使い方

キャンプやアウトドアに関心のある方ならば、「スウェーデントーチ」という名前を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。実用性も高く、雰囲気も抜群のスウェーデントーチは、使いこなせるとアウトドアレジャーの楽しみが倍増することでしょう。この記事では、そんなスウェーデントーチの簡単な作り方や使い方をご紹介します。

スウェーデントーチとは

スウェーデントーチとは、丸太に切り込みを入れて燃やすことで、一本の丸太がストーブと薪を兼ね備えるようになったものです。切り込みのほか、穴をあけて燃やすこともあります。
このように、他に薪を使う必要がない焚火を「セルフフィーディングファイア」と呼びます。丸太に切り込みを入れると内部に空気が入り込み、煙突効果で発生する上昇気流によって、丸太が長く燃え続ける仕組みなのです。
スウェーデントーチの発祥は、実はスウェーデンではありません。もともとフィンランドで「かがり火」として使われていたものがスウェーデンに伝わり、1600年代頃にスウェーデンの兵士が暖をとったり調理に使っていたことから、この呼び名になったといわれています。

スウェーデントーチを作るのに必要な道具

スウェーデントーチを作るために必要な材料や道具はそれほど多くありません。気軽に試してみましょう。

丸太

丸太は良く乾燥したものを使いましょう。含水率20%以下が理想です。一般的にキャンプなどで使いやすいのは、直径15~30cm、高さ30~50cmくらいのサイズの丸太です。同じ樹種であれば、サイズが大きいほど、燃焼時間も長くなります。
一般的に、スギ・ヒノキなどの針葉樹は加工がしやすく、燃焼スピードが速いのが特徴です。一方で広葉樹は硬いため、加工しにくいですが、安定した火力を長く保つことができます。

チェンソー

丸太に切れ込みを入れるために使うのがチェンソーです。使う丸太の直径よりも長いガイドバーのチェンソーが、スウェーデントーチを作る際には便利です。
チェンソーは大変危険な道具でもあるので、必ず安全装備を身につけて使用しましょう。特にスウェーデントーチを作る際は、足元に近い位置に刃が来ることがあるので、下半身の防護には気をつけてください。

着火剤と火種

良く乾燥した丸太でも、案外火は付きにくいものです。着火をスムーズに行うためには着火剤があると便利です。着火剤がないときは、丸太を加工した際に出た木くずや、細い枯れ枝などで代用できます。火種にはバーナーやライターがあると便利です。

スウェーデントーチの作り方

材料と道具が揃ったら、以下の手順に従って、早速スウェーデントーチを作ってみましょう。

1.平坦な場所を選び、木口を上にして丸太を立て、丸太が安定した状態になっているかを確認します。不安定なときは、土や石を使って周りを固定するか、穴を掘って丸太の下部分を埋めるなどすると良いでしょう。チェンソーの刃を入れた際に、丸太がぐらつかないようであればOKです。

2.チェンソーで縦に真っ直ぐ、2~4本の切り込みを入れます。上から見ると、木口を4~8等分した形です。小さな火を長く持たせる場合は切り込みを少なく、強い火力がほしい場合は切り込みを多く入れます。
切り込みの深さは、地面から5~10cmくらいの高さにします。切り込む際にはチェンソーの刃が地面に当たらないよう注意しましょう。地面に当たってしまうと、途端にチェンソーの切れ味が落ちます。

縦に切り込みを入れる

3.切り込みの中心付近に、着火剤や木くず、小枝などを盛ります。着火剤や木くずを下にし、その上に小枝などを載せると良いでしょう。

4.バーナーやライターで着火します。着火剤に火がつけば、やがて丸太に火が移り、安定して燃えだします。

トーチに盛った着火剤に火をつける

丸太やチェンソーがない場合、薪や乾燥した枝、角材などを、丸太の大きさに束ねることでも、簡易的にスウェーデントーチを作ることもできます。

スウェーデントーチの使い方と注意点

スウェーデントーチの使い方と注意点を解説します。

スウェーデントーチの使い方

スウェーデントーチの使い方はとてもシンプルで、フライパンや鍋を、そのまま載せればそれでOKです。ただし、火力が弱い状態でフライパンなどを載せると、空気の流れを遮断して、火の勢いを弱めてしまいます。その場合は、直接丸太の上におくのではなく、焚火用のハンガーやロストルを使って、空気の通り道をつくってやれば、より安定した火力を得られます。

フライパンをそのまま載せて使用できる

スウェーデントーチを使用する際の注意点

スウェーデントーチは、燃え進んで全体に火がまわると、やがて崩れ始めます。崩れる際は、広範囲に燃えカスが飛び散る可能性もありますので、なるべく、トーチが崩れ始める前に消火するようにしましょう。
万が一崩れてしまった場合のことを考慮して、必ず、直火使用が許可されている場所で実施するか、防火シートや焚火台の上にトーチを置き、地面から距離をとるようにしてください。
また、スウェーデントーチは、一旦勢いよく燃え始めたら、基本的に火力の調整は出来ません。調理に使う場合などは十分ご注意ください。

見た目がダイナミックな上に環境にも優しいスウェーデントーチは、アウトドアライフを盛り上げてくれる絶好のアイテムです。スウェーデントーチを作る際はぜひ上記を参考にしてみてください。

関連記事はこちら

庭の木の伐採を自分でやる際の道具や注意点について

庭の木の伐採を自分でやる際の道具や注意点について

自邸の庭は、忙しい毎日に潤いを与えてくれる大切な空間です。そんな大切な庭を快適に守るためには、大きくなりすぎた木は適切に伐採し、日当たりや風通しを良くしたり、景...

詳細はこちら >

竹を伐採する方法とは? 適切な時期や道具について紹介します

竹を伐採する方法とは? 適切な時期や道具について紹介します

竹は、日本では昔から建築資材や家具、雑貨などを作るための素材として重宝されてきました。また、タケノコは日本の食卓に春の訪れを告げる食材として欠かせません。私たち...

詳細はこちら >

チェンソーのキックバックとは? 危険性や防ぐ方法について

チェンソーのキックバックとは? 危険性や防ぐ方法について

チェンソーは林業やDIYの現場では大変便利で、ホームセンターなどでも購入できる身近な道具です。しかし、チェンソーはその扱いを一歩間違えると、重大事故につながる危...

詳細はこちら >

チェンソーでの伐採作業のポイント! 受け口と追い口について知る

チェンソーでの伐採作業のポイント! 受け口と追い口について知る

育ちすぎてしまった庭木などの伐採を業者に依頼すると意外に費用がかさみます。そんなときに自分でチェンソーを使い、ちょっとした木を伐採できると便利です。しかし、どん...

詳細はこちら >

チェンソーで効率的に玉切りを行うコツ

チェンソーで効率的に玉切りを行うコツ

伐倒された原木を利用するときには、そのままの長さでは使いづらいため、丸太として必要な長さに切り分ける作業が必要です。この作業が「玉切り」と呼ばれます。ここでは、...

詳細はこちら >

薪の作り方とは? 薪に適した木の種類や必要な道具とは

薪の作り方とは? 薪に適した木の種類や必要な道具とは

キャンプやアウトドア、薪ストーブなどで、薪を利用している方もいらっしゃるのではないでしょうか。まとまった量の薪をホームセンターなどで買おうとすると、高額になって...

詳細はこちら >

チェンソーを使って失敗せずに竹を切る方法! おすすめの刃は?

チェンソーを使って失敗せずに竹を切る方法! おすすめの刃は?

山間部はもちろんのこと、都市部でも竹が生えている場所は意外と多いものです。竹はとても硬いため、手斧やのこぎりで処理をするのはとても大変ですが、チェンソーがあれば...

詳細はこちら >

チェンソー作業に必要な防護服の種類と選び方のポイントとは?

チェンソー作業に必要な防護服の種類と選び方のポイントとは?

チェンソーは、どんなに慎重に扱っていても、不測の事態によって刃が体に当たってしまう可能性があります。そんなときに、ケガを防ぐ、または最小限にとどめてくれるのが、...

詳細はこちら >

チェンソーの刃の回転方向は決まっている? その理由とは

チェンソーの刃の回転方向は決まっている? その理由とは

多くのメーカーでたくさんの機種が製造・販売されているチェンソーですが、その「刃の回転方向」は、メーカーや機種によって違うのでしょうか?ここでは、チェンソーの回転...

詳細はこちら >

初めての方もおさらいしたい方も! チェンソーの使い方:基本編

初めての方もおさらいしたい方も! チェンソーの使い方:基本編

ここでは、チェンソーの使い方の基本を説明します。初めてチェンソーを使う方も、また、改めて基本をおさらいしたい方も、ぜひ参考にしてください。チェンソーを使う前の準...

詳細はこちら >

事故を防ごう! チェンソー作業で安全を確保する対策

事故を防ごう! チェンソー作業で安全を確保する対策

近年、チェンソーはさまざまなモデルが展開され、ユーザーにとってはより身近で便利なツールとなってきました。しかし、どんなにカジュアルなモデルであっても、チェンソー...

詳細はこちら >