東進ハイスクールの評判と実績|料金・講師・合格実績を徹底解説

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東進ハイスクールとは

東進ハイスクールは、全国に展開する大学受験予備校として多くの受験生に選ばれ続けています。映像授業を中心とした独自の学習システムと、経験豊富な講師陣による質の高い指導で、毎年多くの難関大学合格者を輩出しています。従来の集団授業とは異なるアプローチで、一人ひとりの学習ペースに合わせた効率的な受験対策を提供しているのが特徴です。

東進ハイスクールの基本概要

東進ハイスクールは、1976年に設立された歴史ある予備校です。現在では全国に約1,000校舎を展開し、年間約10万人の生徒が在籍しています。

東進の最大の特徴は、映像授業システムを活用した個別学習スタイルです。生徒は自分の都合に合わせて授業を受講でき、理解できるまで何度でも繰り返し視聴することができます。また、1.5倍速での再生機能も備えており、効率的な学習が可能です。

授業は全て一流講師が担当しており、林修先生をはじめとする有名講師陣が多数在籍しています。各講師は専門分野に特化した授業を行い、受験に必要な知識とテクニックを体系的に指導します。

さらに、東進では担任制度を採用しており、各生徒に専任の担任がつきます。学習計画の立案から進路指導まで、きめ細かなサポートを提供しています。定期的な面談を通じて、生徒の学習状況を把握し、最適な学習方法をアドバイスします。

東進の学習システムは、従来の予備校とは大きく異なります。生徒一人ひとりの学習ペースに合わせることができるため、部活動との両立や、苦手科目の集中的な学習が可能です。

他の予備校との違い

東進ハイスクールが他の予備校と大きく異なる点は、映像授業中心の学習スタイルです。従来の予備校では決められた時間に教室で授業を受ける必要がありましたが、東進では生徒が自分の都合に合わせて受講できます。

個別カリキュラムも東進の大きな特徴です。入学時の学力診断テストをもとに、一人ひとりに最適な学習プランを作成します。志望校のレベルや現在の学力に応じて、必要な講座を組み合わせることができます。

また、年間を通じた継続的なサポートも充実しています。模試の結果分析、学習計画の見直し、進路相談など、受験に関するあらゆる面でサポートを受けることができます。

東進ではIT技術を積極的に活用しており、学習管理システムやオンライン教材なども充実しています。生徒の学習状況をデータで管理し、効果的な学習方法を提案することも可能です。

さらに、校舎の立地も魅力の一つです。全国の主要駅周辺に校舎があるため、通学の利便性が高く、学校帰りや部活動後でも通いやすい環境が整っています。

全国展開と校舎数

東進ハイスクールは全国47都道府県に約1,000校舎を展開しており、日本最大規模の予備校ネットワークを誇ります。主要都市部だけでなく、地方都市にも積極的に校舎を設置しています。

各校舎には最新の設備が整っており、高品質な映像授業を受講できる環境が整備されています。個別ブースでの学習スペースや、自習室も完備されており、集中して学習に取り組むことができます。

校舎ごとに地域密着型のサポートも提供しており、地元の高校の特徴や地域の大学情報にも精通した担任が指導にあたります。また、地域の進学実績や入試情報も豊富に蓄積されています。

フランチャイズ制を採用しているため、各校舎の運営には地域の教育事情に詳しい事業者が関わっています。これにより、全国統一の高品質な教育サービスと、地域に密着したきめ細かな指導の両方を実現しています。

近年ではオンライン校も開設され、全国どこからでも東進の授業を受講できるようになりました。地方に住んでいても都市部と同じ質の教育を受けることができる環境が整っています。

東進ハイスクールの特徴的な学習システム

東進ハイスクールの学習システムは、従来の予備校とは一線を画す革新的なアプローチを採用しています。映像授業を核とした個別学習と、データに基づいた科学的な学習管理により、効率的な受験対策を実現しています。生徒一人ひとりの学習スタイルや理解度に合わせたカスタマイズが可能で、部活動や学校行事との両立も図りやすい柔軟性の高いシステムです。

映像授業の仕組み

東進の映像授業システムは、最新のIT技術を駆使した革新的な学習環境を提供しています。全ての授業が高画質で収録されており、板書や講師の表情まで鮮明に確認することができます。

授業は90分単位で構成されており、1回の授業で1つのテーマを完結させる設計になっています。生徒は自分の理解度に応じて、必要な部分を繰り返し視聴したり、理解している部分は1.5倍速で効率的に進めたりすることができます。

各授業には確認テストが用意されており、授業内容の理解度を即座に確認できます。合格点に達するまで次の授業に進むことができないシステムになっており、確実な理解を積み重ねていくことができます。

機能特徴メリット
繰り返し視聴理解できるまで何度でも苦手分野の克服
倍速再生1.5倍速まで対応効率的な学習
確認テスト毎回の理解度チェック確実な知識定着
学習履歴進捗状況の可視化計画的な学習

上記の表が示すように、映像授業システムには多くの学習支援機能が搭載されています。特に重要なのは、生徒が自分のペースで学習を進められることです。理解に時間がかかる分野はじっくりと、得意分野は効率的に進めることで、限られた時間を最大限に活用できます。

担任指導システム

東進ハイスクールの担任指導システムは、映像授業と並ぶ重要な特徴の一つです。各生徒に専任の担任がつき、学習計画の策定から進路指導まで、総合的なサポートを提供します。

担任は月1回以上の個別面談を実施し、生徒の学習状況や悩みを詳しく聞き取ります。模試の結果分析をもとに、弱点科目の対策や学習方法の改善点をアドバイスします。また、志望校合格に向けた具体的な学習計画も一緒に立案します。

グループ面談も定期的に実施されており、同じ志望校を目指す仲間との情報交換や、モチベーション向上の機会も提供されています。受験は個人戦でもありますが、仲間との切磋琢磨も重要な要素です。

担任は生徒の学習データをリアルタイムで把握しており、授業の受講状況や確認テストの結果、模試の成績推移などを総合的に分析します。これにより、客観的なデータに基づいた的確な指導が可能になります。

また、保護者との連携も重視しており、定期的に学習状況の報告を行います。家庭と校舎が連携することで、より効果的な受験サポートを実現しています。

高速マスター基礎力養成講座

高速マスター基礎力養成講座は、東進独自の基礎学力向上システムです。英単語、古文単語、数学の公式、漢字など、受験に必要な基礎知識を効率的に習得できるプログラムです。

このシステムの最大の特徴は、短時間での大量暗記を可能にすることです。科学的な記憶理論に基づいて設計されており、忘却曲線を考慮した復習タイミングで知識の定着を図ります。

英単語ではセンター1800上級英単語1000など、レベル別にコースが用意されています。音声機能も充実しており、正しい発音と一緒に単語を覚えることができます。また、例文も豊富に収録されており、単語の使い方も同時に学習できます。

  • センター1800:大学入学共通テストレベルの基本英単語
  • 上級英単語1000:難関大学入試に必要な高度な語彙
  • 英熟語750:入試頻出の重要な英熟語
  • 英文法750:文法問題の基礎となる重要事項

これらのコースは段階的に学習できるよう設計されており、基礎から応用まで体系的に知識を積み重ねることができます。また、学習進捗はリアルタイムで記録され、担任との面談時に活用されます。

数学分野では計算力向上に特化したプログラムも用意されており、基本的な計算スピードと正確性を向上させることができます。これにより、入試本番での計算ミスを大幅に減らすことが可能です。

また、東進の自習室については、以下の記事が読まれています。

東進の自習室って実際どう?静かに集中できる学習環境を徹底解説!

東進ハイスクールの講師陣と授業内容

東進ハイスクールの講師陣は、全国から選抜された実力派揃いです。テレビでもおなじみの林修先生をはじめ、各科目のエキスパートが在籍しており、長年の指導経験と豊富な入試情報を活かした質の高い授業を提供しています。講師それぞれが独自の指導法を確立しており、分かりやすく、かつ実践的な内容で受験生を志望校合格へと導きます。映像授業だからこそ実現できる、全国どこでも一流講師の授業を受けられる環境が整っています。

有名講師の紹介

東進ハイスクールには多くの実力派講師が在籍しており、その中でも特に注目される講師をご紹介します。各講師は長年の指導経験と独自の教授法で、多くの受験生を志望校合格に導いています。

林修先生(現代文)は、東進の代表的な講師として全国的に知名度が高く、「いつやるか?今でしょ!」のフレーズでも有名です。東京大学法学部卒業後、長年にわたり現代文指導に携わり、その分かりやすい解説と論理的な思考法で多くの受験生から支持されています。

安河内哲也先生(英語)は、英語4技能の指導において第一人者として知られています。上智大学外国語学部卒業後、英語教育の革新に取り組み続けており、実践的な英語力向上のための独自メソッドを確立しています。

苑田尚之先生(物理)は、東京大学理学部物理学科卒業の物理のスペシャリストです。複雑な物理現象を数学的に美しく解き明かす授業スタイルで、理系受験生から絶大な信頼を得ています。

講師名担当科目出身大学特徴
林修現代文東京大学論理的思考法の指導
安河内哲也英語上智大学4技能統合指導
苑田尚之物理東京大学数学的アプローチ
長岡恭史数学東京大学本質的理解重視

これらの講師陣の授業は、単なる知識の詰め込みではなく、思考力の養成に重点を置いています。入試問題の背景にある原理原則を理解し、応用力を身につけることで、初見の問題にも対応できる真の学力を育成します。

講座の種類と特徴

東進ハイスクールでは、1万以上の講座が用意されており、生徒の学力レベルや志望校に応じて最適な組み合わせを選択することができます。各講座は明確な到達目標が設定されており、体系的な学習が可能です。

通年講座は、各科目の基礎から応用まで段階的に学習できるよう構成されています。1年間を通じて継続的に受講することで、確実な学力向上を図ることができます。講座名には「○○への道」「○○完成」などの表記があり、目標が明確に示されています。

志望校対策講座では、東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学など、主要大学の入試傾向に特化した対策を行います。過去問の詳細な分析をもとに、各大学特有の出題形式や求められる解答スタイルを徹底的に指導します。

共通テスト対策講座も充実しており、大学入学共通テストの特徴的な出題形式に対応した実践的な講座が用意されています。時間配分のコツや、効率的な解法テクニックも詳しく解説されます。

  • 基礎講座:中学レベルから高校基礎レベルまでの内容
  • 標準講座:高校標準レベルから大学入試基礎レベル
  • 上級講座:難関大学入試に対応した高度な内容
  • 最上級講座:東大・京大・医学部などの最高難度対応

これらのレベル分けにより、生徒は自分の現在の学力に最適な講座から始めて、段階的にレベルアップしていくことができます。無理のない学習計画で着実に実力を向上させることが可能です。

レベル別授業の詳細

東進ハイスクールのレベル別授業システムは、生徒一人ひとりの学力に応じた最適な指導を実現しています。入学時の学力診断テストの結果をもとに、12段階のレベルから適切なスタート地点を決定します。

基礎レベル(C1~C3)では、中学内容の復習から高校基礎レベルまでを扱います。数学であれば計算の基本から、英語であれば中学文法の復習から始まり、確実な基礎固めを行います。このレベルでは特に、学習習慣の確立も重要な目標となります。

標準レベル(B1~B3)では、高校の標準的な内容から大学入試の基礎レベルまでを学習します。共通テストで6割程度の得点を目指すレベルです。各科目の基本的な解法パターンを習得し、典型問題を確実に解けるようになることが目標です。

上級レベル(A1~A3)では、難関大学入試に対応できる応用力を養成します。複合的な問題や思考力を要する問題にも対応できるよう、より深い理解と柔軟な思考力を身につけます。

最上級レベル(S1~S3)は、東京大学、京都大学、医学部などの最高難度の入試に対応するレベルです。創造的な思考力と高度な問題解決能力の養成を目指します。

各レベルにおいて到達度テストが実施され、次のレベルに進むための基準が明確に設定されています。これにより、確実に実力を積み重ねながら段階的にレベルアップしていくことができます。

東進ハイスクールの料金体系

東進ハイスクールの料金体系は、他の予備校と比較してやや高額な設定となっていますが、質の高い映像授業と手厚いサポート体制を考慮すると、コストパフォーマンスは決して悪くありません。料金は受講する講座数や期間によって変動し、生徒一人ひとりの学習計画に応じてカスタマイズできる仕組みになっています。入学金や担任指導費などの基本料金に加えて、講座受講料が必要となるため、事前に総額を把握しておくことが重要です。

基本的な料金設定

東進ハイスクールの基本料金は、入学金と担任指導費、そして受講する講座料で構成されています。入学金は33,000円(税込)で、これは初回のみの支払いとなります。

担任指導費は年間77,000円(税込)で、専任担任による学習指導やモチベーション管理、進路相談などのサービスが含まれています。この費用により、定期的な面談や学習計画の策定、保護者との連携などの手厚いサポートを受けることができます。

講座受講料は1講座あたり77,000円(税込)が基本となっており、これには映像授業とテキスト代が含まれています。一般的に受験生は年間5~8講座を受講するため、講座料だけで年間385,000~616,000円程度が必要となります。

費用項目金額(税込)備考
入学金33,000円初回のみ
担任指導費77,000円/年年間固定
講座受講料77,000円/講座受講講座数分
模試代年間約30,000円受験回数による

上記の基本料金に加えて、模試受験料季節講習費などの追加費用も発生する場合があります。年間の総費用は、受講講座数にもよりますが、一般的に50~80万円程度となることが多いです。

分割払いにも対応しており、月々の負担を軽減することも可能です。また、兄弟割引や特待生制度などの減免制度も用意されているため、詳細は各校舎にお問い合わせください。

追加費用について

東進ハイスクールでは基本料金以外に、追加費用が発生する場合があります。これらの費用を事前に把握しておくことで、年間の学習費用を正確に計算することができます。

過去問演習講座は、志望校の過去問を体系的に学習できる特別講座で、1校につき19,250円(税込)の追加費用が必要です。東京大学や京都大学などの難関大学を志望する場合、複数校の過去問演習講座を受講することも多く、その分費用が加算されます。

志望校別単元ジャンル演習講座は、AI技術を活用した個別最適化学習システムで、年間77,000円(税込)の追加料金が必要です。このシステムでは、生徒の弱点を自動的に分析し、最適な演習問題を提供します。

高速マスター基礎力養成講座の一部コースは有料となっており、1講座につき年間16,500円(税込)程度の費用がかかります。英単語や古文単語など、基礎力強化に必要なコースを複数受講する場合、相応の費用が必要です。

  • 過去問演習講座:19,250円/校(税込)
  • 志望校別単元ジャンル演習:77,000円/年(税込)
  • 高速マスター(有料版):16,500円/講座・年(税込)
  • 特別講習:時期・内容により変動

これらの追加講座は必須ではありませんが、志望校合格により確実に近づくための重要なツールです。担任との相談を通じて、本当に必要な講座を選択することが大切です。

また、教材費施設利用料などは基本的に受講料に含まれているため、別途請求されることはありません。ただし、市販の参考書や問題集を推薦される場合は、個別に購入する必要があります。

他予備校との料金比較

東進ハイスクールの料金を他の主要予備校と比較すると、やや高額な設定となっていますが、提供されるサービスの質を考慮すると適正な価格設定と言えます。

河合塾の場合、年間授業料は約40~60万円程度で、東進と比較すると若干安価です。しかし、河合塾は集団授業が中心であり、個別指導や映像授業の柔軟性では東進に劣ります。

駿台予備学校も同様に年間50~70万円程度の費用がかかり、東進とほぼ同等の価格帯です。駿台は難関大学対策に特化したカリキュラムで定評がありますが、映像授業の利便性では東進が優位です。

代々木ゼミナールは年間30~50万円程度と比較的リーズナブルですが、校舎数が限られており、アクセスの面で制約があります。

予備校名年間費用目安授業形式特徴
東進ハイスクール50~80万円映像授業個別最適化学習
河合塾40~60万円集団授業中心豊富な合格実績
駿台予備学校50~70万円集団授業難関大学特化
代々木ゼミナール30~50万円集団授業コストパフォーマンス

東進の料金が高めに設定されている理由として、映像授業の制作コスト個別指導システムの維持費用が挙げられます。また、全国展開による運営コストも料金に反映されています。

ただし、東進では時間的な柔軟性繰り返し学習が可能である点を考慮すると、効率的な学習による時間短縮効果を金額換算すれば、決して割高ではないと考えられます。特に部活動と両立しながら受験勉強を進めたい生徒にとっては、その価値は十分にあると言えるでしょう。

東進ハイスクールの合格実績

東進ハイスクールは毎年、難関大学への高い合格実績を誇っています。2023年度入試では、東京大学に839名、京都大学に472名の合格者を輩出するなど、最難関国立大学への合格者数で他の予備校を圧倒しています。また、早稲田大学や慶應義塾大学などの難関私立大学においても、それぞれ4,000名を超える合格者を送り出しており、その指導力の高さを証明しています。医学部医学科への合格者も年々増加傾向にあり、将来の医師を目指す受験生からも高い信頼を得ています。

難関大学合格者数

東進ハイスクールの難関大学合格実績は、予備校業界でもトップクラスの水準を維持しています。2023年度入試における主要難関大学の合格者数は、その指導力の高さを如実に物語っています。

東京大学では839名の合格者を輩出し、これは全合格者の約28%にあたります。理科三類(医学部医学科)においても、毎年安定した合格者数を維持しており、最難関レベルの入試対策における東進の実力を証明しています。

京都大学では472名が合格しており、特に医学部医学科や理学部、工学部などの理系学部で高い合格率を記録しています。京都大学特有の記述式問題に対する対策講座の効果が表れています。

一橋大学では242名、東京工業大学では204名の合格者を出しており、文系・理系ともに最難関国立大学への確実な合格サポートを提供しています。

大学名2023年合格者数前年比全合格者に占める割合
東京大学839名+12名約28%
京都大学472名+8名約17%
一橋大学242名+15名約24%
東京工業大学204名+6名約21%

これらの合格実績は、東進の志望校別対策の充実ぶりを示しています。各大学の出題傾向を徹底的に分析し、それに特化した講座を開講することで、効率的な合格対策を実現しています。

国公立大学合格実績

東進ハイスクールは難関国立大学だけでなく、地方国公立大学においても優秀な合格実績を残しています。全国の国公立大学合格者数は年間約13,000名にのぼり、これは同業他社を大きく上回る数字です。

旧帝国大学の合格者数を見ると、北海道大学421名、東北大学387名、名古屋大学354名、大阪大学612名、九州大学289名となっており、全国の主要国立大学で安定した実績を残しています。

医学部医学科への合格者数は全国で1,741名を記録しており、この数字は予備校業界でも突出しています。国公立大学医学部だけでも829名の合格者を輩出しており、医師を目指す受験生にとって非常に頼もしい実績です。

教育学部農学部などの専門分野においても、各大学の特色に応じた対策を行い、高い合格率を維持しています。特に教員志望者向けの特別プログラムは好評を博しています。

  • 旧帝国大学合計:約3,200名の合格者
  • 国公立大学医学部医学科:829名の合格者
  • 国公立大学全体:約13,000名の合格者
  • 共通テスト800点以上:約2,100名達成

これらの実績は、東進の共通テスト対策の充実ぶりも示しています。共通テストで高得点を獲得することは国公立大学合格の必須条件であり、東進ではその対策にも力を入れています。

また、地方国公立大学においても、各地域の特色を活かした指導を行っており、地域密着型の進路指導も好評です。全国に展開する校舎ネットワークを活かして、地域の教育情報も豊富に提供しています。

私立大学合格実績

東進ハイスクールの私立大学合格実績も非常に優秀で、特に難関私立大学群である早慶上理、MARCH、関関同立などで圧倒的な合格者数を誇っています。

早稲田大学では4,786名、慶應義塾大学では3,421名の合格者を輩出しており、これは私立大学最難関レベルでの東進の実力を証明しています。両大学とも学部によって大きく異なる入試傾向に対応した個別対策が功を奏しています。

上智大学では1,567名、東京理科大学では2,834名の合格者を記録しており、上智理科の理系4大学すべてで高い実績を残しています。

MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)の合格者数も非常に多く、明治大学3,892名、青山学院大学2,156名、立教大学2,087名、中央大学2,743名、法政大学2,654名となっています。

大学群主要大学合格者数特徴
早慶早稲田・慶應8,207名最難関私立
上智理科上智・東京理科4,401名理系に強い
MARCH明治・青山・立教・中央・法政13,532名首都圏難関私立
関関同立関西・関学・同志社・立命館9,876名関西圏難関私立

関関同立においても、関西大学2,453名、関西学院大学1,876名、同志社大学2,891名、立命館大学2,656名と、すべての大学で2,000名を超える合格者を輩出しています。

私立大学医学部においても912名の合格者を記録しており、私立医学部特有の高難度問題に対応した専門的な指導が評価されています。特に慶應義塾大学医学部、順天堂大学医学部、日本医科大学などの難関私立医学部でも多数の合格者を送り出しています。

これらの実績は、東進の私立大学対策講座の充実ぶりを物語っています。各大学の出題傾向や配点、合格最低点などを詳細に分析し、最適な受験戦略を提供することで高い合格率を実現しています。

東進ハイスクールの評判と口コミ

東進ハイスクールに対する評判は概ね良好で、特に映像授業の質の高さと柔軟な学習スタイルが多くの受験生から支持されています。一方で、料金の高さや自己管理能力が求められる点については、賛否両論の意見が見られます。実際の受講生や保護者からの生の声を通じて、東進ハイスクールのリアルな評価を詳しく見ていきましょう。予備校選びにおいて重要な判断材料となる、具体的なメリットとデメリットについて、客観的な視点で解説していきます。

良い評判・メリット

東進ハイスクールの良い評判として最も多く挙げられるのが、映像授業システムの利便性です。生徒は自分の都合に合わせて授業を受講できるため、部活動や学校行事との両立がしやすいと高く評価されています。

講師の質の高さも多くの受講生から評価されています。林修先生をはじめとする有名講師陣の授業は分かりやすく、難解な内容も理解しやすいと好評です。「今まで苦手だった現代文が、林先生の授業で論理的に理解できるようになった」という声が多数寄せられています。

繰り返し学習ができる点も大きなメリットとして挙げられています。理解が不十分な部分は何度でも視聴できるため、確実な知識定着が図れます。また、1.5倍速再生機能により、復習時間の短縮も可能です。

担任制度による手厚いサポートも評価されており、「担任の先生が親身になって相談に乗ってくれた」「学習計画を一緒に立ててくれるので安心」という声が多く聞かれます。

  • 時間の自由度:部活や学校行事との両立が可能
  • 講師の質:一流講師による分かりやすい授業
  • 繰り返し学習:理解できるまで何度でも視聴可能
  • 個別サポート:担任による手厚い指導
  • 学習環境:静かで集中できる自習室

これらのメリットから、特に自分のペースで学習したい生徒部活動との両立を図りたい生徒から高い評価を得ています。また、地方在住でも都市部と同じ質の授業を受けられる点も大きな魅力とされています。

合格実績についても、「第一志望校に合格できた」「苦手科目が得意科目になった」など、成果を実感する声が多数報告されています。

気になる評判・デメリット

一方で、東進ハイスクールには改善すべき点も指摘されています。最も多く挙げられるのが料金の高さです。「他の予備校と比べて費用が高い」「講座を増やすとかなりの金額になる」という声が多く聞かれます。

自己管理能力が求められる点も、デメリットとして挙げられています。映像授業は自分のペースで進められる反面、「ついつい後回しにしてしまう」「集団授業のような緊張感がない」という意見もあります。

質問対応については、「講師に直接質問できない」「チューターの回答にばらつきがある」という不満の声も一部で聞かれます。映像授業の特性上、リアルタイムでの質疑応答ができない点は課題として認識されています。

友人関係の構築についても、「同じ志望校を目指す仲間ができにくい」「ライバル意識が芽生えにくい」という指摘があります。個別学習中心のため、切磋琢磨する環境が作りにくいことが懸念されています。

  • 費用面:他予備校と比較して料金が高額
  • 自己管理:強い意志と計画性が必要
  • 質問対応:リアルタイムでの質疑応答が困難
  • 社交面:受験仲間との交流機会が限定的
  • モチベーション:一人で学習を続ける難しさ

これらのデメリットは、東進のシステムの特性上避けがたい面もありますが、校舎によってはグループ学習の機会を設けたり、質問サポートを強化したりする取り組みも行われています。

また、「途中で挫折してしまった」「最後まで続けられなかった」という声もあり、継続的な学習への動機付けが課題となっています。

実際の受講生の声

実際に東進ハイスクールで学習した受講生の生の声を通じて、リアルな体験談をご紹介します。これらの声は、予備校選びの重要な判断材料となります。

合格体験談(東京大学理科一類合格) 「高校2年生の冬から東進に通い始めました。部活動と両立しながら効率的に学習できる点が決め手でした。苑田先生の物理は本当に目から鱗で、物理現象の本質を理解できるようになりました。担任の先生には学習計画から精神面まで支えていただき、第一志望に合格することができました。」

合格体験談(早稲田大学政治経済学部合格) 「映像授業のおかげで、自分の理解度に合わせて学習を進めることができました。特に現代文の林先生の授業は衝撃的で、今まで感覚で解いていた問題が論理的に解けるようになりました。高速マスター基礎力養成講座で英単語も効率的に覚えることができ、英語の成績が大幅に向上しました。」

保護者の声 「娘が高校3年生の時にお世話になりました。担任の先生が定期的に学習状況を報告してくださり、親としても安心して見守ることができました。料金は確かに高めですが、第一志望に合格できたので結果的には満足しています。」

評価項目満足度主な理由
授業の質★★★★☆講師のレベルが高い
学習システム★★★★☆自分のペースで学習可能
サポート体制★★★★☆担任制度が充実
料金★★☆☆☆他予備校より高額
合格実績★★★★★難関大学合格者多数

一方で、課題を感じた受講生の声もあります。

途中退塾者の声 「映像授業は確かに便利でしたが、一人で学習を続けることが想像以上に大変でした。集団授業のような緊張感や仲間との切磋琢磨が恋しくなり、最終的に他の予備校に転塾しました。東進のシステムは素晴らしいのですが、自分には合いませんでした。」

これらの声から分かるように、東進ハイスクールの評価は個人の学習スタイル性格によって大きく左右されることが分かります。自主性があり、計画的に学習を進められる生徒には非常に効果的である一方、外部からの刺激や強制力が必要な生徒には向かない場合もあります。

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